若年性認知症の症状と予防法は?

若年性認知症の症状と予防法は?

 

年齢

 

64歳以下で発症する認知症は、若年性認知症と呼ばれていますが、中には20代から発症する場合もあります。

 

若年性認知症で多い年代は40代〜60代だと言われています。

 

厚生労働省の発表から、全国で4万人とも推測されていますが、発症していても診断を受けていない人も多くいるため、実際の患者数はもっと多いのではないかと言われています。

 

 

症状

 

若年性認知症は高齢者の認知症に比べ、うつ症状や不眠といった症状が多くみられる傾向があります。

 

仕事や家事などのストレスが原因だと考えて、うつ病と勘違いしてしまいがちですが、認知症の症状でもあるので気をつけましょう。実際に、うつ病だと思って心療内科を受診していたけれど治らないので、他の診療科で診てもらうと若年性認知症だったという例もあります。

 

 

認知症の症状は、大きく中核症状と周辺症状に分けられます。

 

中核症状は、日にちや約束などを忘れてしまう症状や、今までできていたことが上手くできなくなるといった症状で、加齢によるものと勘違いされやすい症状です。

 

周辺症状は、進行することで出てくる徘徊やせん妄といった症状で、周りの人にも迷惑が掛かってきます。

 

 

若年性認知症の症状は、精神的な疾患や加齢によるものとの見分けが難しいので、変だなと思ったら検査をしてみることが、早期発見においても非常に大事になります。

 

 

原因

 

若年性認知症で多いタイプは、アルツハイマー型認知症と脳血管性認知症です。

 

高齢者の認知症に比べ、脳の血管の障害によるものが多いのが若年性認知症の特徴です。

 

 

アルツハイマー型認知症

 

脳にアミロイドβやタウといったタンパクが蓄積されることで、神経細胞が破壊されていき、神経を上手く伝えることができなくなってしまいます。それに伴い脳の萎縮が進み、記憶障害、判断力低下が起こり、症状が進むと徘徊などの周辺症状も起きてきます。

 

 

脳血管性認知症

 

脳梗塞やくも膜下出血などの脳の血管の病気によって血管が詰まることで、脳に酸素が行き渡らなくなり、神経細胞が死んでしまいます。脳の血管の障害が原因となる認知症で、アルツハイマー型認知症に次いで多い認知症です。

 

 

予防

 

早期発見することで、生活習慣の見直しをするなどの予防対策をしていくことが大切です。

 

食生活
  • 栄養に偏りのないバランスの良い食事を心がける
  • 塩分、動物性脂肪、糖質、カロリーを摂り過ぎないようにする

 

運動
  • 適度に負荷のかかる運動を継続的に行う
  • 意識して有酸素運動を行う

 

生活習慣
  • 夜更かしをしないなど、規則正しい生活を送る
  • 喫煙や暴飲暴食や過度な飲酒は控える

 

 

健康のためにサプリメントを摂取されている方も多くなってきていますが、認知症予防には青魚に含まれるDHAやEPAが予防のために良いとされています。

 

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治療

 

若年性認知症の治療薬は、アセチルコリンエステラーゼ阻害薬(アリセプト他)などの数種類がありますが、進行を遅らせる効果はありますが、改善する効果はありません。

 

認知症の治療については、薬の治療よりも、家族の接し方や日常生活といった要素の方が大きくなりますから、認知症を進行させないような環境づくりが大切です。

 

 

認知症外来のある病院

 

認知症の検査や診断の専門医は、神経内科や精神科となりますが、特に認知症について専門に診療科を設けている病院もあります。

 

詳しくは認知症家族の会のホームページで、全国の「もの忘れ外来、認知症外来」がある病院を調べることができます。